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「サンライズ出雲」を使った島根2泊3日(車中1泊)の旅(その6)

板垣貞夫は、石見銀山活性化の有志代表である砕石工場社長・守屋豊一郎から、観光開発の設計と見積りを依頼されました。彼が島根県に赴いたのは、その現地調査を行うためです。
ところで、20数年前の石見銀山の状況はというと・・・

・・・かく宣伝しても年間の観光客は十万人をちょっと超す程度で、多くが県内の日帰り客だ、と守屋は話した。
これでは地元としては寂しい。なんとかして県外からの客を増やし、五十万人以上にはしたい。・・・


・・・その趣旨を板垣は常から懇意にしている大手の土建会社の経営者からとりつがれた。経営者はまたなにかと世話になっているこの県選出の国会議員からも頼まれているという。・・・


この話は、まったくのフィクションではなく、守屋豊一郎のモデルになった人がいるようです。うわさでは、石見銀山の所在地、大森町に本拠を構える製造業の社長とも、アパレル業を営む会社の社長ともいわれています。そして、この県選出の有力国会議員とは、のちに首相を務め、近年メジャーデビューした、ビジュアル系ロックグループのボーカルを担当する「D」の祖父に当たる人物のようです。
国会議員はすでに故人ですが、世界遺産に登録されるまでに至ったのは彼らの尽力の賜物であることは間違いありません。ちなみに2007年度の観光客はなんと80万人!守屋の目標をはるかに上回りました。


さて、板垣は、松江から特急「おき3号」に乗って、銀山の玄関口・大田市を目指します。


・・・列車は短いトンネルを出たり入ったりした。右側に、窓下まで迫っているような日本海がある。・・・

山陰車窓1



・・・左の窓に三瓶山があったが、前山の蔭だし、中腹から上は雲に消えている。・・・

山陰車窓3



・・・線路と並行する街道に釉(うわぐすり)の光る赤瓦がふえてきた。・・・

山陰車窓2

小田~田儀~波根間の車窓の描写です。こちらは特急ではなく、1両で走るワンマンディーゼル普通列車でその風景を楽しみました。

キハ120



・・・特急「おき3号」は正確に十時五十四分に大田市駅のホームに入った。・・・

大田市駅



・・・「あのバスが、大森を通って祖式(そじき)という所へ行き、そこから西へ折れて、大家(おおえ)を経て、北へ曲がり江津へ出る定期です。断魚荘(だんぎょそう)は、その祖式にあります」・・・

石見交通バス

この当時、江津まで走っていたバスは、現在は大家で打ち切られています。「断魚荘」とは、板垣が今晩からしばらく滞在する旅館のことです。


・・・しばらくして山間の盆地に出た。銀山川が現れた。町らしくなった。
帯のように長い町である。・・・


銀山川



・・・町の中心に入ったが、人は歩いていなかった。・・・

大森中心街



・・・車がとまった。板垣も写真で見ている代官屋敷跡の長屋門の前である。

大森代官所跡2



真冬に観光客が途絶えるのは、昔も今も変わりませんが、世界遺産登録後のゴールデンウィークや夏休み、秋の紅葉の時期などは、「大森銀山」ならぬ「大森銀座」化しているのが現状のようです。

板垣は、代官屋敷跡の「石見銀山資料会館」を案内されたあと、今宵の宿「断魚荘」へと向かいます。


<つづく>
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